司法試験予備校おすすめ4選!社会人が予算と学習スタイルで選ぶ方法

司法試験の予備校を調べ始めると、10万円以下の講座から100万円を超えるコースまで価格差が大きく、どれを選べばよいのか手が止まりがちです。合格実績や講師の評判を見比べても決め手がなく、申し込みを先延ばしにしているうちに数カ月が過ぎてしまう人も少なくありません。
私は30歳で独学を始めて1年で行き詰まり、その後3社の講座を使い分けて予備試験経由で司法試験に合格しました。受験歴5年の経験から、この記事では「受験ルート・予算・学習スタイル」の3つの軸で、自分に合う1社に絞る方法をお伝えします。
この記事の料金は2026年10月時点で公式サイトや検索結果から確認できた内容です。予備校の受講料やキャンペーンは頻繁に変わるため、申し込み前に各社の公式サイトで最新情報を確認してください。
また、合否は学習時間や取り組み方によって大きく変わります。どの予備校を選んでも合格が約束されるわけではない点を前提に読み進めてください。
この記事で比べた司法試験予備校4つ
- アガルートアカデミー:オンライン完結で論文対策まで一通りそろう
- 伊藤塾:校舎とライブ講義がある老舗。予算に余裕がある人向け
- 資格スクエア:中価格帯のオンライン講座。会員登録で一部講義を視聴できる
- スタディング:スマホ学習中心で受講料を抑えたい人向け
司法試験予備校は「受験ルート×予算×学習スタイル」で選ぶ

予備校選びで最初に見るべきなのは、合格実績の数字ではなく自分の条件との一致です。数年単位で続ける学習では、受講料が家計を圧迫したり、講義の形式が生活リズムに合わなかったりすると途中で手が止まります。3つの軸を順に決めれば、候補は自然に1〜2社に絞れます。
予備試験ルートか法科大学院ルートかを先に決める
司法試験の受験資格を得る道は、予備試験に合格するか、法科大学院を修了するかの2つです。社会人の多くは仕事を続けながら目指せる予備試験ルートを選び、大学生は在学中に予備試験を受けつつ法科大学院も視野に入れるケースが目立ちます。
ルートによって必要な講座が変わります。予備試験ルートなら短答・論文・口述まで網羅したコース、法科大学院ルートなら入試対策や司法試験直前の論文演習が中心です。私は最初にルートを決めずに講座を買い、あとから予備試験向けの講座を買い足すことになりました。
予算は「総額」と「追加講座」で考える
受講料はコース価格だけで判断すると見誤ります。多くの予備校では、基礎講座のほかに答練や模試、直前対策が別売りになっていることがあり、合格までの総額は表示価格より膨らみがちです。
申し込む前に「基礎から論文対策まで含めると総額はいくらか」「視聴期限が切れたら延長料金はかかるか」の2点を公式サイトで確認しておくと安心です。私は視聴期限を見落とし、受験を1年延ばした年に講義をもう一度買い直しました。
学習スタイルは1日の可処分時間から逆算する
平日にまとまった時間が取れるなら、校舎でのライブ講義や長めの講義動画でも消化できます。一方で、通勤時間や昼休みしか使えない社会人は、1回の講義が短く、スマホで問題演習まで完結する講座のほうが続けやすいです。
目安として、平日の可処分時間を書き出してから講座を選ぶのがおすすめです。私の場合は平日1.5時間しか取れず、1回60分以上の講義は週末にまとめて視聴し、平日は短い動画と問題演習に充てる形に落ち着きました。
かなめ迷ったら『平日に何分使えるか』を先に紙に書き出してみてください。
3つの軸が決まったら、次の章の費用感と照らし合わせ、候補の予備校の公式サイトでコース内容を確認してみましょう。
予備校選びの前に知っておきたい費用と期間の目安


司法試験予備校の費用は、オンライン特化型の10万円前後から、校舎を持つ大手の100万円超まで幅があります。期間も1年で終わるものではないため、総額と年数をセットで把握しておくと、家族への説明や資金計画が立てやすくなります。



私は『月あたりいくらか』に直して家族に相談しました。
価格帯は3層に分かれる
2026年10月時点で確認できた範囲では、価格帯はおおむね3層に分かれます。スマホ学習中心の講座は10万円前後、オンライン中心で添削や相談会が付く講座は数十万円台、校舎・ライブ講義を備えた大手の総合コースは100万円を超えるものもあります。
価格が高いほど、講師への質問や答案添削、ライブ講義などの人的サポートが厚くなる傾向です。逆に価格を抑えた講座は、自分で計画を立てて進められる人に向いています。どちらが優れているかではなく、自分に必要なサポート量で選ぶのが現実的です。
学習期間は2〜4年を見込む
予備校の多くは、1〜2年での予備試験合格を想定したカリキュラムを用意しています。ただ、社会人が働きながら学ぶ場合は、計画どおりに進まない時期も出てきます。私自身、繁忙期に3カ月ほど学習が止まり、予定より1年長くかかりました。
そのため、講座の視聴期限が何年あるかは重要です。伊藤塾は公式サイトで、入門講座の受講料が3〜4年の配信期間分であると説明しています。期限の長さと延長の可否は、各社の公式サイトで確認してから申し込みましょう。
受講料以外にかかる費用も見込んでおく
予備校の受講料のほかにも、六法や判例集などの書籍代、外部の模試代、試験の受験手数料、試験会場までの交通費がかかります。1つひとつは小さくても、数年分を合計すると無視できない金額になります。
私は書籍を買い足しすぎて、使わない参考書が本棚に並んだ時期がありました。予備校のテキストを軸にして、追加の書籍は講師が勧めたものに絞ると出費を抑えやすいです。年間の学習関連費を、受講料とは別に見積もっておきましょう。
総額と期間の見通しが立ったら、比較表で候補を2社程度に絞り込みましょう。
司法試験予備校おすすめ4社の比較表


4社の料金・学習形式・サポート・お試し方法を1つの表にまとめました。料金は2026年10月時点で確認できたコースの例で、キャンペーンや時期によって変わります。アガルートアカデミーは料金が時期ごとに変動するため、公式サイトでの確認をおすすめします。
| 予備校 | 料金の例(2026年10月時点) | 学習形式 | サポート | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| アガルートアカデミー | 公式サイトで確認 | オンライン動画 | 答練・論文対策の講座が豊富 | オンラインで論文力まで固めたい人 |
| 伊藤塾 | 合格プレミアムコース フレックス本科生 通常1,496,000円 | 校舎・ライブ講義・オンデマンド | 講座・テキスト・フォロー制度を受講料に含む | 予算に余裕があり手厚さを重視する人 |
| 資格スクエア | 予備試験講座 合格フルパッケージ 598,213円 | オンライン | 月1回のフォローアップ相談会 | 中価格帯で一通りそろえたい人 |
| スタディング | 司法試験合格コース(総合)94,800円 | スマホ・PCのオンライン | Q&Aなどオンライン中心 | 受講料を抑えてスキマ時間で学びたい人 |
比較表を見るときの注意点
表の料金は、各社のコースの一例を並べたものです。コースによって含まれる講座の範囲が違うため、金額だけを横に比べると判断を誤ることがあります。たとえば基礎講座だけの価格と、論文対策や答練まで含む総合コースの価格では、比べる土台がそろっていません。
私も最初は表示価格の安さだけで選び、あとから論文対策の講座を別に買い足しました。気になる予備校が見つかったら、同じ範囲(基礎から論文まで)をそろえた場合の総額で並べ直してみてください。
表を見ると、料金差の大部分は「人的サポートの厚さ」と「学習形式」の違いから来ていることがわかります。自分に必要なサポートが何かを考えながら、気になった2社の公式サイトを開いてみてください。
目的別ランキング:4社の強みと弱み


ここでは、働きながら予備試験ルートで合格を目指す人を想定して順位を付けました。順位は筆者の受講経験と、2026年10月時点で確認できた講座内容にもとづくものです。弱みも併記しているので、自分の条件で読み替えてください。
1位 アガルートアカデミー:オンラインで論文対策まで完結
アガルートアカデミー(公式サイト)は、予備試験の最短合格を目指すカリキュラムをオンラインで提供しています。法律知識ゼロからの受講を想定した設計で、基礎講座から論文対策、答練まで同じ予備校内でそろえられるのが強みです。
私は論文の書き方で伸び悩んだ時期に答練を受講し、答案の型を固め直せました。弱みは、校舎でのライブ講義がないため、自宅で1人で進めるのが苦手な人には向きにくい点です。料金はキャンペーンで変わるため、申し込み前に公式サイトで確認しましょう。
2位 伊藤塾:校舎とライブ講義がある老舗
伊藤塾(公式サイト)は、校舎でのライブ講義とオンデマンド配信の両方を選べる予備校です。公式サイトによると、入門講座の受講料には講座・オリジナルテキスト・オンデマンド配信・フォロー制度が含まれ、配信期間は3〜4年とされています。
弱みは受講料の高さで、合格プレミアムコース フレックス本科生の通常受講料は1,496,000円です(2026年10月時点)。社会人向けなどの割引キャンペーンが実施されることもあるので、時期と条件を公式サイトで確認してから検討してください。
3位 資格スクエア:中価格帯で一通りそろうオンライン講座
資格スクエア(公式サイト)は、オンライン完結の予備試験講座を提供しています。予備試験講座「合格フルパッケージ」は598,213円(2026年10月時点)で、月1回のフォローアップ相談会も用意されています。2026年1月には学研ホールディングスのグループに加わりました。
無料会員登録をすると一部の講義を視聴できるため、申し込み前に講師との相性を確かめやすい点も便利です。弱みは、個別の質問や添削の量を重視する人にとっては、上位2社に比べてサポートが控えめに感じられる可能性があることです。
4位 スタディング:受講料を抑えたいスキマ時間派向け
スタディング(公式サイト)は、スマホでの学習を前提に作られたオンライン講座です。司法試験合格コース(総合)[2027年試験対応版]は94,800円(2026年10月時点)で、4社の中では受講料を抑えやすい選択肢です。
私は通勤時間の短答対策に使い、1回数分単位で区切って進められる点が助かりました。弱みは、論文の個別添削や対面での相談といった人的サポートが薄いことです。論文対策は別の講座と組み合わせる前提で考えると使いやすくなります。
4社のどれを選ぶ場合でも、申し込み前に確認したい点は共通しています。私が講座を選び直すたびに見ていたのは、次の4項目です。
- 基礎講座から論文対策まで含めた総額
- 講義の視聴期限と延長の条件
- 質問制度の有無と回数の上限
- 答案添削や答練が何回分付いているか
この4項目を表に書き出して比べると、表示価格だけでは見えなかった違いがはっきりします。私は2社で迷ったとき、添削回数の差が決め手になりました。
順位はあくまで1つの目安です。気になった予備校があれば、公式サイトでサンプル講義やカリキュラムを確認してみてください。
社会人と大学生で変わる予備校の選び方


同じ予備校でも、社会人と大学生では使い方と重視すべきポイントが変わります。社会人は時間の制約、大学生は答案を書く量と学習仲間の有無が分かれ目になりやすいです。自分の立場に近いほうを読んで、候補を最終確認してください。



社会人時代の私は、講義の長さより『質問の返事の速さ』に救われました。
社会人はスキマ時間と質問対応を重視
働きながら学ぶ社会人にとって、最大の敵は時間不足と孤独です。講義を倍速再生できるか、スマホで問題演習ができるか、質問をオンラインで送れるかといった点が、継続のしやすさを左右します。
私は残業が続いた時期、疑問点をため込んで学習が止まりかけました。質問制度のある講座に切り替えてからは、疑問を翌日までに片付けられるようになり、週の学習時間が安定しました。申し込み前に、質問の回数制限や回答までの日数を確認しておくと安心です。
大学生は答練と仲間の有無を重視
大学生は社会人に比べて時間を確保しやすいぶん、論文の答案をどれだけ書いて添削を受けられるかが差になります。答練の回数や添削の有無を、コースごとに比べておきましょう。
また、校舎のある予備校では自習室やゼミで同じ目標の仲間と出会えることがあります。オンライン中心の予備校を選ぶ場合は、大学の法律サークルや自主ゼミと組み合わせると、答案を見せ合う機会を補えます。
法科大学院生は直前期の論文演習を重視
法科大学院に在籍している人は、授業で基礎知識を学べるため、予備校の基礎講座をすべてそろえる必要はありません。むしろ、司法試験本番の形式に慣れるための論文演習や答練、模試を中心に選ぶと、受講料と時間のむだを減らせます。
スタディングのように法科大学院生向けのコースを用意している予備校もあります(2026年10月時点)。授業の課題と予備校の演習が重なりすぎないよう、学期ごとの予定と照らし合わせて受講範囲を決めてください。
結論:社会人はアガルートアカデミーかスタディング、予算に余裕があり通学したい人は伊藤塾、中価格帯で一通りそろえたい人は資格スクエアが候補になります。
迷ったら、論文対策までオンラインで完結しやすいアガルートアカデミーの公式サイトから確認してみてください。
申し込みから学習開始までの4ステップ


予備校を決めたら、申し込みから最初の1週間までの流れを先に決めておくと、受講開始後のつまずきを減らせます。私が実際に行った手順を4つにまとめました。
- 公式サイトでコース内容・総額・視聴期限・キャンペーン期間を確認する
- サンプル講義や無料会員向けの講義があれば視聴し、講師の話し方との相性を確かめる
- 申し込み後、カリキュラムを週単位の予定に落とし込み、カレンダーに学習時間を登録する
- 最初の1週間は憲法・民法など1科目に絞り、講義視聴と復習のリズムをつくる
私が最初につまずいたのは、届いたテキストの量に圧倒されて全科目に手を付けようとしたことです。1科目ずつ進めると決めてから、講義の消化ペースが安定しました。
もう1つのポイントは、キャンペーンの期限に焦って申し込まないことです。割引額より、自分の生活で続けられるかどうかのほうが合格までの総コストに響きます。
受講を始めて1カ月たったら、予定どおり講義を消化できているかを一度振り返りましょう。遅れていれば、平日の学習時間を減らして週末に寄せるなど、計画を生活に合わせて組み直すと長続きします。



まずは今週末に1時間、サンプル講義を見る予定を入れてみましょう。
手順1の確認は10分ほどで終わります。候補の予備校の公式サイトを開き、コースの総額と視聴期限をメモするところから始めてみてください。
よくある質問


- 司法試験は独学と予備校のどちらがよいですか?
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独学でも合格する人はいますが、論文式試験は自分の答案の弱点に気づきにくく、添削や答練の機会が少ないと伸び悩みやすいです。私も独学の1年で論文の書き方がわからず行き詰まりました。少なくとも論文対策は予備校の講座を使うことを検討してみてください。
- 複数の予備校を併用してもよいですか?
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併用は可能で、基礎講座は1社に絞り、答練や模試だけ別の予備校を使う方法が一般的です。私は基礎を1社で固め、短答演習はスマホ講座、論文答練は別の予備校と使い分けました。基礎講座を複数持つと復習が分散するので、メインは1社に決めましょう。
- 予備試験に不合格だった場合、予備校を乗り換えるべきですか?
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まずは不合格の原因が短答か論文かを切り分けましょう。講座の内容ではなく学習量や復習不足が原因なら、乗り換えより今の講座の使い方を見直すほうが近道です。答案の書き方に課題があるなら、論文答練だけ別の予備校で受けるのも1つの方法です。
- 司法試験予備校の受講料は分割払いや割引を使えますか?
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多くの予備校で分割払いや時期ごとの割引キャンペーンが用意されています。たとえばスタディングは法科大学院生向けコースで分割払いを案内しています(2026年10月時点)。割引の対象講座や期限は時期ごとに変わるため、各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。
今日のうちにサンプル講義で相性を確かめよう


司法試験予備校は、受験ルート・予算・学習スタイルの3つを決めれば候補を絞れます。働きながら予備試験ルートを目指すなら、オンラインで論文対策まで完結しやすいアガルートアカデミーから確認するのが近道です。
予算に余裕があり通学したい人は伊藤塾、中価格帯で一通りそろえたい人は資格スクエア、受講料を抑えたい人はスタディングが候補になります。



申し込みを迷う時間も、学習時間から引かれていきます。
公式サイトでコースの総額と視聴期限を確認するだけなら、この記事を読み終えて10分で終わります。今日のうちに1社の公式サイトを開き、最初の一歩を踏み出してみてください。
この記事を書いた人:かなめ
元メーカー営業の37歳。30歳で司法試験を目指して独学を始めましたが、論文の書き方がわからず1年で行き詰まりました。その後3社の講座を使い分け、受験歴5年で予備試験経由の司法試験合格にたどり着きました。
遠回りした経験があるからこそ、働きながら挑戦する人が講座選びで迷う時間を減らせる情報を届けたいと考えています。自分の条件に合う予備校を見つける参考にしてください。